バッテリー用語

CCA

CCA (Cold Cranking Ampere)とは、コールド・クランキング・アンペアの略で、そのバッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを測る性能基準値です。新品のバッテリーは、バッテリーに記載されたCCA値の性能をほぼ保持していますが、充放電の繰り返しや時間経過により、バッテリーは劣化(サルフェーション等)して本来の性能を発揮できなくなります。その分CCAの実測値も低下していきます。つまり、劣化バッテリーのCCA値を測定すれば、そのバッテリーが何%くらい劣化しているかが分かります。
実測CCA値 ÷ 基準CCA値×100 =劣化%

●電圧・充電は良好だが、バッテリーを交換すべき事例
バッテリーは使用年数を重ねるとバッテリー容量(CCA値)が減少します。 例えば、新品時に500CCAあったバッテリーが年数が経つことによって300CCAに下がったとします。 (新品時に500Aのスターター電流が流せたものが300Aしか流すことが出来なくなっている。) この場合、健全性が下がっておりバッテリーとしては劣化している状態です。 しかし300CCAしか容量が無くても、充電することで電圧は上昇します。 この場合は「電圧問題無し、充電状態良好、但し要交換」という状態です。 (走行直後はバッテリー電圧も上昇するので、この状態になりやすい)

規格 CCA定義 規格の主な使用国
JIS -18℃の環境で放電、30秒後7.2Vとなる電流値 日本
SAE アメリカ
BCI アメリカ
EN -18℃の環境で放電、10秒後7.5Vとなる電流値 EU
DIN ドイツ
MCA 0℃の環境で放電、30秒後7.2Vとなる電流値

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